FAQ   - 産後の心配事 -

産後の脱毛
生理の回復時期
産後の下腹部の黒い線
性行為のときに傷が痛む
産後の悪露について
乳腺炎
乳腺のしこり
産後の自転車
ヘアカラーの母乳への影響?
授乳中の風邪薬
インフルエンザワクチン
断乳後も母乳が出る
授乳と妊娠

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[Question] −産後の脱毛−

育児は順調なんですが、最近抜け毛がひどくて以前美容院で「産後脱毛」の話を 聞きましたが今日耳の横がごっそり抜けているのを見つけました。産後脱毛って ここまで抜けてしまうものなのでしょうか・・・

[Answer]

妊娠中は抜け毛が少なく、その分産後に抜けます。ただし、これは産後半年くら いまでの一時的なものです。しかも、少し全体的に薄くなる程度のものです。

お話では、局所的に抜けているとのことですので、産後の一般的な脱毛ではなく、 ストレスなどから起きる円形脱毛症の可能性が高いと思います。

治療により、いずれ必ず元に戻りますので、あまり心配しなくてもよいですが、 近いうちに皮膚科受診されることをお勧めします。

 


[Question] −生理の回復時期−

息子も今月1歳になり、私も完全母乳で育てていたのですが息子がアトピーの事もあり 10ヶ月の時に断乳をしました。それからすでに二ヶ月が経つのですが未だに生理が ありません。そろそろ二人目のことも考えたいと思っているのですが、一度婦人科に かかったほうが良いのでしょうか?

[Answer]

断乳後2ヶ月でまだ生理が来ないとのことですが、まだまだ来なくても普通です。断乳後6ヶ月 くらい来ない方もみえますのでもう少しお待ちください。

 

[Question] −産後の下腹部の黒い線−

産後、下腹部の黒い線がなかなか消えませんが、大丈夫ですか?

[Answer]

妊娠中は、いろいろな皮膚の変化が起こります。その中で、ある医学雑誌に次の記載がありました。

産後、肌に残らないものとして、
     かゆみ、かさつき、湿疹、多毛症、静脈瘤などがある。

産後、肌に残る恐れのあるものとして
     妊娠線および
     顔面、乳頭、乳輪、下腹部正中線、外陰などに現れる色素沈着がある。

この下腹部正中線の色素沈着が、黒い線の正体です。

やっと、この記載を見つけましたが、これは病気ではなく、妊娠に伴う生理的変化とのこと。即ち、治療法もないため研究論文もありません。

妊娠中は、副腎皮質ホルモンの働きが活発になり、この影響でメラニンの色素沈着が起こります。妊娠で、顔のしみやそばかすが濃くなった方、たくさんみえると思いますが、これと同じようにお腹にも色素沈着が起こる人もあるんです。

上記の論文には、肌に残る恐れがあることになっていますが、実際には半年から1年で薄くなっていきます。ずっと続くことはありません。
いつ完全に消えるのかはよくわかりませんが、少なくともおばあちゃんのお腹になぞの黒い線を見つけることはありませんのでご心配なく。


[Question] −性行為のときに傷が痛む−

出産してから2カ月ですが、まだ性行為の時に痛いし、傷がひきつります。

[Answer]

おっぱいが出ている間は、女性ホルモンがほとんど出ないために、腟壁は弱くなりますし、オリモノも少なくてすべりが悪いですので、痛いことが多いです。恐らく傷のためではないと思います。おっぱいが減って、生理が戻るようになると自然によくなります。心配でしたらご来院ください。

 

[Question] −産後の悪露について−

お産して6週間になりました。悪露はいったんは少なくなったのですが、一週間ほど前からまた出血があります。受診の必要はありますか?もう少し様子を見てもいいでしょうか?

[Answer]
 
本などには、産後の悪露は徐々に減少し、2週間くらいで赤色から茶色になり、4週間くらいで白くなると書かれていることが多いです。しかし、実際には1ヶ月で白いオリモノに戻る人は、10人に1人か2人で、4〜6週間くらい続くのが普通です。2ヶ月くらいまでぐずぐず続く方もあります。しかも、だんだん減少するのではなくて、増えたり減ったりしながら減少するのが普通です。でも2ヶ月以上の悪露は異常と思いますので、2ヶ月になっても赤色や茶色の悪露が続くようでしたら受診をお勧めします。2ヶ月を過ぎても出血が続く場合、胎盤などが残っていることはまれで、ホルモン異常の出血や腟の傷に炎症が起きていることなどが多いです。



[Question]
 −乳腺炎−

昨日から38度だいの熱が続いて、体の節々が痛いなと思っていたら右のお乳ー鎖骨から下に下がったところがすごくいたくなっているんです。まわりも熱をもっているみたいなんですが、もしかしたら乳腺炎になっているのでしょうか?

[Answer]

乳腺炎の可能性が高いと思います。母乳に膿が混ざらなければ飲ませてもよいです。痛いですが頑張って乳房マッサージをしてください。マッサージでしこりが取れないようでしたら、すぐ受診してください。こちらでマッサージをして、投薬します。熱をもっている時は冷やした方が楽です。

 

[Question]  −乳腺のしこり−

実は乳腺炎についてお伺いします、子供が満1歳になりそろそろ卒乳を考えているのですが寝かしつけるときまだ、母乳を欲しがるので与えています。回数が減ったので今ではほとんど張ることもないのですが今日気づいてみたらどうも右側の胸が痛くしこりがあるように思います。少し触れるだけでも痛いのです。まったく母乳を与えてないわけでなく交互に吸わせているのですが・・・一度受診をしたほうがいいのでしょうか?教えて下さい。

[Answer]

”しこり”だけでしたら乳腺腫瘍、”しこり+痛み”ならうつ乳です。
乳腺炎の場合は、”しこり+痛み+高熱+発赤”を伴います。

うつ乳の可能性が高いと思いますので、まず自分でマッサージしてください。2−3日マッサージしてもとれないようでしたら、受診が必要です。
乳腺炎のようでしたら、早く受診してください。

 

[Question]  −産後の自転車−

産後の生活の中で、自転車に乗るのは一ヶ月を過ぎてからと、どの本を読んでも書いてあるのですが、どうしても赤ちゃんを預けて買い物に行く場合、時間をかけれないので自転車で行きたいのですが、乗ってもいいのでしょうか?

[Answer]

お産の場合、会陰の傷跡が痛いのと刺激をしたくないから、1ヶ月待つのが一般的です。しかし、産後2週間もすれば自転車のサドルの刺激で傷が開くようなことはありません。座ってみて痛みが大丈夫なら乗ってもよいと思います。帝王切開の場合、会陰に傷はありませんの で産後2週間でも大丈夫と思います。

 

[Question]  −ヘアカラーは母乳に影響しますか?−

パーマ液やカラーリングの液は母乳に影響ってするんですか?

[Answer]

母乳に影響することはありません。

 

[Question] −授乳中の風邪薬−

今、産後2ヶ月で母乳で育てています。
授乳期間中の薬の服用についてですが、やはり風邪薬などは、服用しないほうがよいのでしょうか?

もし、どうしても服用しなければならない状態の時は、どのような薬を選べはいいのでしょうか? それから薬を飲んだ場合、やはり授乳は服用している間はストップしなければならないのですか?

今、風邪(鼻炎と喉の痛み)の引き始めの状態なので、このまま我慢するか、初期の段階で薬を飲んで治すかどちらがいいのでしょうか?

[Answer]

風邪薬は、早く飲めば早く治るという薬では全くありません。症状を軽くするだけの薬ですから、ひどくなって困った時に飲んだ方がよいです。

薬を選ぶ場合、残念ながら、患者さんが判断できるようないい選び方などありません。
風邪薬が授乳に影響することはほとんどありませんが、安全であると保障されている薬はどこにもありません。ですから、比較的安全性の高いと考えられる薬を選ぶ必要があります。薬局か病院で ご相談ください。

 

[Question]  −インフルエンザワクチン−

現在授乳中なのですが、インフルエンザの予防接種は受ける事ができるのでしょうか?

[Answer]

最近は妊娠中でもインフルエンザの予防接種が勧められているくらいですから、授乳中ももちろん受けた方がよいです。母乳への悪影響はありません。妊娠中のインフルエンザワクチンについては、「妊娠中の心配事」のページをお読みください。(2001.11)

 

[Question] −断乳後も母乳が出る−

断乳後1年以上経過しているのに、母乳がまだでます。量は少ないのですが、何か健康上の問題はありませんでしょうか?

[Answer]

飲ませていなくても少量のおっぱいがにじむように続くことはよくあります。ほとんどは問題ないと思います。ただし、非常にまれに脳腫瘍が原因でプロラクチンが増えているためにおっぱいが出ることもあります。生理も狂うような場合は、ホルモンの検査を受けた方がよいと思います。(2003.8)


[Question] −授乳と妊娠−

出産して半年になりました。2人目を早く希望しているのですが、完全母乳のせいか生理がまだありません。出来ることなら母乳を続けたままで次の妊娠をしたいのですが、無理でしょうか?

[Answer]

授乳期間中は、排卵が起こりにくかったり、不規則であったりして妊娠しにくいことがあります。また、うまく妊娠しても断乳する必要があります。お子様に対しては、妊娠により乳汁分泌が減少すること、また、胎児に対しては授乳刺激により子宮が収縮しやすくなるからです。
ですので、授乳を続けながら、妊娠も継続することは困難です。

早く妊娠するためには、早期の断乳が必要ですが、お子様にはまだ母乳が必要な時期です。ですから、断乳はもう少し待ってあげたら如何でしょうか。でも、運良く妊娠したら断乳すればよいのですから、避妊の必要はありません。(2005.5)



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